「跳びはねる思考」東田直樹

こんばんは.今日は大堀公園の花火大会でした!

やっぱ花火をみると夏って感じがしますね.

さて,勝手に本の紹介⑤です.

新聞でお勧めの本として紹介されており手の取った一冊.
自閉症の東田氏が自分の考えや思っていることを綴っている.私と自閉所の人との関わりといえば,小学校の時まで遡らないと思い出せない.普通に進学して,普通に仕事をしているだけでは,接点がほとんど無いんだなと思った.そういうことへのアンテナの低い自分のせいでもあるし,社会構造のせいでもあるが,それが現実だろう.
著者は自閉症を客観的に捉えており,社会とのつながりを冷静に述べている.著者の考え方に共感する部分もしない部分もあるが,同じ人として思っていることは似ているんだなと感じた.また,私たちには無い感覚ももっており,「時間感覚は,点として繋がっておらず,永遠に当らない神経衰弱をしているようなもの」この感覚は健常者にはわからないもので新鮮だった.
最初の『僕と自閉症』頁で「知ることと,行動することは別問題なのです」とある.確かに私がすぐに行動するわけではないが,この本を読み,自閉症について知ることで考え方は大きく変わった.