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「ヤバい統計学」カイザー・ファング 矢羽野薫〈訳〉

こんにちは。12月も中盤に差し掛かり、忘年会のシーズンですね。学生の頃は、飲み会ってバカみたいにお酒を飲んで、騒いでって感じで楽しかったな。社会人になってからは自分のペースで飲めるのですが、この時期は飲み会が多くなりますね。笑 走るのとの両立が難しいんで頑張らないと!!

さて勝手に本の紹介No16です(^ω^)

統計学について知りたくなって手に取った一冊。
統計学が生かされている事例を紹介しながら、統計学の初歩的な考え方を述べている。
渋滞予測の「ばらつき」に関する第一章は、とても身近で興味深く読めた。「ばらつき」を無くすためにたくさんの手法が試され、統計学的には成功を収めているが、運転手の心理状況も重要だという点には、人間社会の面白さが含まれている。
第二章では「モデル」について、免疫学とクレジットスコア(アメリカでは有名らしい!)のケースが紹介されている。相関関係は実社会でも頻繁に使うため、馴染みがある。相関関係を用いたモデルは完璧ではないが、物事の関係を良く示しているようだ。
第三章は、統計学的なグループ分けの問題を、第四章では、統計学的な間違いとその代償について述べている。間違いの代償があまりに違うドーピング検査では、社会的リスクが大きい方(実際はドーピングをしていないのに、試験結果でクロと出る)が注目され過ぎて、リスクが小さい方(実際はドーピングをしているが、検査結果がシロと出る)はあまり問題にならない。これは統計学上おかしいことである。また、テロリストの選定については、間違った場合のリスクも、見逃した場合のリスクも大きく、大変な課題だ。(著者は現在は、テロリストの選定は不可能だと言っている)
第五章では奇跡の確率について述べられている。「めったに起らないことはありえない」という統計学的思考が印象に残った。宝くじが当たる確率も飛行機が墜落する確率も統計学的には「ありえない」となる。
全体を通して、統計学がどのように社会に影響を与え、また課題を持っているのかを少し理解できた。内容が面白く、読みやすい点も良いと思う。