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「ニングル」倉本聰

こんばんは.プロ野球の話ですが,ついに広島カープの優勝へのマジックが「4」となりましたね\(^o^)/私,広島ファンなんです!!広島ファンになって約10年になりますが,この歓喜の時がくるとは!!まだ優勝が決まったわけではありませんが,その時が来るのを心待ちにしています(^^♪

さて,勝手に本の紹介No41です!

人に勧められて手に取った一冊.ニングルという小人の話を通して,環境破壊への警鐘を鳴らしている.著者とニングルとのやり取りがあるなど,リアリティがあり面白い.
【ストーリー】
北海道富良野と東部に位置する原生林に住む小人「ニングル」に関する話.ニングルに会った青年チャバからその存在を著者は知らされる.ニングルに興味を持った著者は,村が開拓されるころにニングルと人間の繋がりがあったことを知る.そんな中,山に精通する山おじからとあるニングルの恋話を持ち出される…それが違った問題を引き起こすことになる.
【感想】
話は面白いが,どちらかというと子ども向けの書物だと思う.
本書のテーマは大きく2つあると思った.1つは人間の環境破壊に関してである.人とニングルの関係と同じく,人と森(自然)の関係を荒んでいく過程が描かれている.長い年月はかけて築きあげた自然を,あっとう今に人間は破壊する.しかも,必要に迫られてというよりは,利益をあげるため,自分の懐を温めるために.本書内で人間に牙をむく自然は,現実的な問題として考えるべきである.
2つ目は,何度も書かれている「知らん権利」である.この言葉自体が著者が作ったものと思われるが,とても興味深い.私にも知的欲求がある,知らないより知った方がよいと考えいる.しかし,現実には知らない方が良いことたくさんあるし,現代は知る価値のない情報が溢れている.そういう考え方もあるのかなっと思う.ただ,個人的には社会で生きているためには.情報をシャットダウンするのではなく,取捨選択することが重要だと感じる.