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「旅のラゴス」筒井康隆

こんばんは。先週は東京へ出張してました!やっぱ東京は人が多い。笑 昼間の山手線も来る電車ごとにたくさんの人が乗ってるし、どこにそんなに人が住んでるんだって気が(^^;) 街にはなんでもあるし便利なのは間違いないけど、田舎育ちの私には慣れない環境で疲れました。

ちなみに、帰りの飛行機でたまたま窓側に座れて、天気が良く景色が綺麗だったので写真を何枚か取っちゃいました。

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〈↑東京湾上空より。飛行機からの景色は素敵〉

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〈↑東京の街並み。こりゃたくさん人がいてるわな。笑〉

 

さて、勝手に本の紹介⑭です!

旅をしたいなぁと思って手に取った一冊。
主人公のラゴスが世界を旅しながら、人生をまっとうする話である。物語の舞台は、かつて高度な文明を築きながらも、その文明が消滅した後、人々は特殊能力〈集団移動や穴抜けなど)を獲得し始めている世界。そんな世界を旅する主人公が、奴隷になったり、王国の王子になったりと、いろいろな境遇に遭い、また多くの人と出会いながら旅を続けていく。しかし、常に物語は主人公の視点から描かれおり、それぞれの登場人物については詳しくは描かれていない。淡々と1人(主人公)の視点のみで世界を捉える感じは、「人生を歩む」ことに似ている気がした。
ラゴスは知的で冷静、大人な主人公で、多くの女性からモテるが、旅の目的を優先しようとする。普通の人なら過酷な旅を続けるより、安定した生活に落ち着いてしまいそうだが、ラゴスは旅を続ける。そのラゴスを動かしものは、好奇心なのだろうか?それとも自分の目的を達成するという使命感なのか?
そんなクールな主人公の心の中に存在する、「デーデ」という存在も、なんか主人公に親近感が湧く要因だと思う。人は過去を美化して、引きずる生き物なのかもしれない。
最後の終わり方もなかなか良く、人生とはこういうものなのかなぁと考えさせられてします。非現実的ではあるが、面白いSF小説だと思う。