「人生と仕事を変えた57の言葉」NHKプロフェッショナル制作班

こんばんは。

オバマ大統領が広島平和公園を訪れたニュースが流れていますね。多忙につき滞在時間は短く、スピーチでも具体的な核兵器縮小の話は無かったようですが、この1歩が核兵器縮小へ繋がることを願っている。ただ、被爆国日本のすることは声高らかに核兵器廃絶を訴えることではないと思う。理想論を叫んでも現実は変わらない。本当にアメリカとロシアがすべての核兵器を廃絶したら、世界の秩序はどうなるのだろうか?偉そうなことを言って申し訳ないが、日本がしなければならないことは、その先を見据えた行動ではないだろうか。。。

さて勝手に本の紹介No32です!

アマゾンで見つけて手に取った一冊。この本は、NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に登場した人たちを支えている「言葉」を集めた著書である。
【構成】
各章ごとにタイトルがあり「勇気をくれた言葉」「ものの見方を変えた言葉」「信念をくれた言葉」「壁にぶちあたった時に支えてくれた言葉」「仕事で胸に刻む言葉」に分けて紹介されている。それぞれの言葉が、数ページのエピソードとともに紹介されている。
【感想】
それぞれのプロフェッショナルについて少ししかページが割かれていないので、この本では、その人の技術や人間性・考え方を知ることはできない。(まぁそういうことを目的に書かれていないからなんだけど…)全体的に深く共鳴することは無かったが、気になった言葉を紹介したい。
・「求めていなければ、授からない」(UNHCR職員、高嶋由美子氏)
華道家勅使河原蒼風の言葉で、本当はもう少し長い。意味は「どんな時も向上心を持って取り組まなければらない」ということ。とても大切な言葉だと思った。自分の進んでいる道が正しいのかはわからないが、進むのをやめてしまえば、ただのサラリーマンになってしまう。自分らしさを表現する(付加価値を付ける)ためには進むしかない。
・「型破りな演技は、型を知らずにできない。型を知らずにするのは、型なしというのだ」(歌舞伎役者、坂東玉三郎
これは忘れがちだけど大切なこと。現代においては時代の変化が激しく、「常識にとらわれない」ことが大切だという考え方もある。だが、常識を知らなけれれば「常識にとらわれない」ことは出来ない。一部の才能ある人は別として、普通の人が何かを極めるためには、地道に基本を学ばなればならない。時間は貴重だが、大きな基礎をつくり、その上に新しいものを作っていきたい。