「海はどうしてできたのか」藤岡換太郎

こんばんは。GWを終わり軽い5月病にかかってます。笑 やる気が出ないと…言うより出来ない自分や弱気な自分が嫌になることが多いかな(´・ω・`) まぁ人間常に前向きには頑張れないので、こんな時もあるよね。ボチボチ行きましょう。

勝手に本の紹介No30です。なんとこれが30回目!!いや~けっこう頑張ってるな。今後もマイペースに続けています!

「山はどうしてできたのか」に続いて手に取った一冊。水の惑星と言われる地球と「海」との関係を紐解いている。個人的な意見としては、最初に読んだ「山はどうして…」の方が面白かった。私が山の方が興味があるからかもしれないが(^^;)
【構成】
第1・2部は地球誕生から現在に至るまでの海の歴史が書かれている。1年のカレンダー形式で、時間の関係が分かりやすくまとめられている。内容と直接関係ないが、人間が生まれたのが大みそかの23時37分、産業革命が始まったのが23時59分58秒と考えると、人間が生きていることって本当に一瞬なんだなって感じた。第3部は海の成分の変化について、第4章では今後の海について記述されている。
【感想】
特に興味深かったのは、月が出来る過程について述べられている箇所。地球の内部・月の組成が分かってくることで、新しい仮説が生まれている。科学が発展すれば今の常識はあっという間に変わってしまうことを認識しておかなればならない。また、非常に長い目で見ると、地球の熱源は減っているようで、その影響で海の水がなくなる可能性があるようだ。まぁ10億年後の話みたいなので、現実味はないが…
地球科学の基本事項として「白亜の大海進〈約1億年前)」「インド大陸衝突(古第三紀始新世、4300万年前)」「最終氷期(第四期更新世、1~7万年前」あたりは抑えておきたい。

  

城崎温泉&玄武洞

こんにちは。もうすっかり春ですね(^^♪ 気温もちょうど良く、遊びに行くにもランニングするにも最適の季節です。そんな中、今回はGW中に行ってきた城崎温泉玄武洞について少し書きたいと思います。

城崎温泉

関西(全国的にも?)ではメジャーな温泉街で、1300年の歴史がある。私が行った時がGW中だったためか車の混雑はひどかったが、温泉街は混み過ぎというわけでもなく、程よい活気があった。別府などの蒸気が立ち上る温泉街のイメージと少し異なるが、大谿川(おおたにがわ)沿いに旅館や商店が立ち並び趣があると思った。

泉源は塩化物を含むことが特徴のようで、近くの地質は火成岩であることから、火山の影響を受けて温泉が湧いていると考えられる。

城崎温泉では「外湯めぐり」という7つの温泉を巡ることが名物となっている。せっかくなので温泉を巡ろうと思ったが、最初に入ったお湯の温度が高く、1つでの温泉で断念した(>_<) まぁ良いお湯に入れたら1回で満足やね。笑 その後は、甘いものを食べたり、お土産を買ったりとリラックス。温泉街はゆっくり歩いても30分くらいで回れるので、のんびりするには丁度良いと思う。

玄武洞

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(↑ 玄武洞の全景写真)

城崎温泉の近くにある国の天然記念物。約160万年前に噴出したマグマ(兵庫県の日本海側は神鍋山火山群などの第四期の火山が分布している)が冷え固まるときに、縦・横に節理(一定方向の岩の割れ目)が発達し、独特の形状を成している。節理の模様が「玄武」を連想させることから玄武洞という名前が付けられ、その後、玄武洞を構成する岩石=玄武岩として今の「玄武岩(Basalt)」が命名された。また、大正15年には松山博士によって、現在とは全く逆の南を向く磁性があることが発見された。

玄武洞の高さは50mほどあり、節理の発達をよく観察できる。下部は縦の節理が、上部は斜めや横の節理が発達しており、その不思議さは何とも言い難い。溶岩が固まる時の熱対流によって節理の方向や形状が決まるようだが、本当なのだろうか?

「扼殺のロンド」小島正樹

こんばんは。この頃、何かと忙しくて更新ができていませんでした(>_<) 上手く時間を作って記事を書く努力をしないといけませんね。

 

さて勝手に本の紹介No29です。

推理小説が読みたいなっと思って手に取った一冊。
エキナカ本屋大賞」って書いてあり、期待して読んだら期待外れだった。私は推理小説って最後の謎解きに醍醐味があると思う。今までの「?」がすべて一本の線になる感じ(一種の感動)を期待して読んでいる。この作品は、最初の事件は衝撃が大きく、「おぉ!!このトリックはすごい!どうやって仕掛けられたんだ?」って思わせるが、謎解きが。。。偶然交通事故で密室になったって?たまたま運よく第三者が鍵をかけたって??確かにあるかもしれないよ。そんなシチュエーション。けど推理小説で偶然ばっかのトリックで犯人が犯罪を起こしてはけないでしょ。
地方都市の家族内での殺人のストーリーだが、ストーリー自体を不可解な点が多い。共犯者が出来てくるけど、なんで共犯者になっちゃたの?ってとこが意味不明。普通、将来明るい大学生が、個人的な恨みを晴らそうとしている殺人者の共犯になんかそうそうならないよ。しかも、主犯は「ずっと計画を練っていた」というセリフを言うが、一件目の事件は突発的に起きてるじゃん?幸いにも人に見られなかったって??計画的とは言えないよね。
最初のプロローグが意味深で、最後に「そういうことね!」ってなったのは面白かったけど、あまりお勧めの作品ではありません。

「世界は宗教で動いている」橋爪大三郎

こんばんは。

熊本で地震が続いていますね。3月末まで住んでいた九州が被災してやりきれない思いです。南海トラフの発生リスクは時々報道されましたが、九州でこんな大きな地震が起こるとは思っていなかったので驚きです。しかし、九州で地震が起こる可能性は専門家には危険性が指摘されていたのですね。このことをどれだけの人が意識していただろうか??日本に住んでいる以上「どこでも地震にあう可能性はある」ということは頭でわかっていても、日常からリスクを考え、非常時に備えることは難しいことだと思う。

 

さて勝手に本の紹介No28です。

本屋で気になって手に取った一冊。世界の主要な宗教について簡潔にまとめられている。ただ、各宗教を紹介するだけでなく、それぞれの宗教間の繋がりについて書いてあり、興味深い。
【構成】
第1・2章はキリスト教、第3章イスラム教、第4章ヒンドゥー教、第5章儒教と仏教、第6章日本人と宗教(神道など)という構成になっている。特別講義の内容らしく、受講生との対話形式で書かれている。
【感想】
私自身は無宗教の人間なので、逆に「宗教」というものにとても興味がある。今の世界情勢は「経済(お金)」「宗教」で大きく動かされていると感じる。イスラム国等の報道を見るたびに人々を突き動かす「宗教」とは何なのかを知りたくなる。まぁ最終的には「自分とは何か?」という問いにたどり着くのかもしれないが…
イスラム教についても興味はあったが、本書ではあまり詳しくは書かれていないので本書で特に興味深かったのは第5章と第6章。中国に関する説明も地理学的な要素を含めて説得力があった。言われると当たり前だが、外敵の侵入が多かった中国は、宗教よりも政治(国の安定)を求める。これがヨーロッパや日本との大きな違いである。
日本人に関しての記述も面白かった。儒教の「過去の基準を大切にする」という考え方などは、今の日本人にもとても通じるものがあるように感じた。また、日本固有の神道と仏教との融合についてや、日蓮宗については今まで知らなかったことだったので読んで勉強になった。

「その時までサヨナラ」山田悠介

こんばんは。

1か月前に鹿児島マラソンを走ったのですが、その後遺症に苦しんでいます(>_<)

走り終わった直後は何も問題なかったのですが、レースの一週間後くらいからひざ裏の関節が痛み始めました。やっぱレース中に酷使したんだろうな。マラソン直後は大丈夫でも、少し時間が経って故障するのはよくある話です。マラソンに向けてしっかり距離を踏んでいれば、問題ないんでしょうけど、勢いで出場するとこうなりますよね。ジョギングを再開したい気持ちが強いですが、無理はしないようにしたいです。

 

さて、勝手に本の紹介No27です!

本屋さんでたまたま手に取った一冊。家族をテーマにした話で読んでみたくなった。
著者は「リアル鬼ごっこ」の作者だそうで、「リアル鬼ごっこ」は読んだことは無いけど、一時ブームになっていたよね(・ω・)
主人公の悟は家庭を省みないサラリーマン。妻子に家を出ていかれても関心はなく、会社の出世にすべてをかけている。そんな仕事は順調な悟だが、妻子が地震による列車事故に巻き込まれ息子の祐太がだけが生き残る。祐太との生活に困り果てていると、亡き妻の友人である宮前春子が現れる。そして、悟と祐太そして宮前の奇妙な生活が始まる。
まぁその後、悟が会社に裏切られて、本当に大切なものは何かと考える。そして家庭を大切にする父親になっていくってのはありきたりなストーリー。けど、宮前の秘密が徐々に明らかになっていく過程はとても引き込まれる。久しぶりに時間を忘れて本を読んでいた気がする。
最後、私は泣けなかったが、いろいろと考えさせられるね。親として子どもを思う気持ち、家族として伴侶を思う気持ちって良いなって素直に思う。あと、身近な人ほど居なくなってから大切さに気付くのかもしれないなぁ。。。
内容も面白く、読みやすいのでお勧めの小説です\(^o^)/

「コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味しいのか」川島良彰

こんばんは。平成28年度が始まりましたね!

転勤になった私は、1日に新しい勤務先に挨拶をし、今はホテル暮らしをしております。4月のこの時期は引っ越しが混み合っているらしく、荷物が搬入されません(>_<)まぁ焦っても仕方ありませんが、早く落ち着いて新天地に慣れていきたいです。

 

さて、新年度最初の本の紹介です。

タイトルに惹かれて手に取った一冊。コーヒー好きなら読んでおきたい本。笑 私の場合は、コーヒー好きではあるが、味がわかるわけではないので偉そうなことは言えないけど(´・ω・`)
タイトルはコンビニコーヒーとなっているが、それだけではなく、コーヒー業界のこと・著者の今までの経験などが書かれている。コンビニコーヒーが美味しいのではなく、高級ホテルのコーヒーが不味すぎるというのが著者の主張。構成は第6章まであるが、各章のタイトルと異なる内容が含まれていたりして、少し読みにくい。だが、普段何気なく飲んでいるコーヒーのことは興味深い。各コンビニでコーヒーの淹れ方が違っているとは知らなかったしね。また、著者のコーヒーへの情熱は凄いの一言である。小学生のころからコーヒー屋になると決め、高校卒業後に単身でエルサルバドルへ留学するとは!それぐらいの情熱と行動力が無いと一流になれないのかなと思わされる。
今では多くの人が飲むようになったコーヒーであるが、コーヒーについて知識がある人は少なく感じる。「スペシャリティコーヒー」や「フレンチプレス」って言葉は知らなかったですし…もっと美味しく飲むために、コーヒーのことを知ることは大切だ。本書では、ワインとの比較(マーケティングの戦略など)がされているが、経済規模が違うと推定されるので、コーヒーもワインのようにピラミッド型のマーケットが形成されるかは疑問である。しかし「本当に美味しいコーヒーをそれ相応の対価を払って飲む」というのは有りだと思うし、今後浸透していくかもしれない。

「企業が帝国化する」松井博

こんにちは。

今は引っ越しの準備やら送別会に追われております(^^;) 福岡に引っ越して来たのが1年前なのにどうしてこんなに荷物が増えるのでしょうか?笑 荷物を整理していると日ごろからいろんなものを買ったりもらったりしていることに気づかされます。特に冠婚葬祭関係でもらったものって、同じようなものが多く、一人暮らしの自分にはいらないものが多いですね(>_<) そういう意味では日本って豊かな国なんでしょうが。。。

さて勝手に本の紹介No25です!!

英語の勉強をしたいと思っていたら目につき手に取った一冊。
著者のアップル時代の経験(知見)と、グローバル社会で存在感を示す会社(本書では帝国と表現する)について書かれている。特に興味深かったのは第3章「帝国で働く人々」と第10章「ではどうすればいいか」である。
第3章ではどのような人たちがアップルで働いているかが紹介されている。事細かに書かれているわけでは無いが、どういう人材が世界から集まっているのかが分かって面白い。「努力する凡人」が多いという記載には、し驚いた。アップルのようなグローバルな会社では天才ばかりが働いているイメージがあったが、多くの社員は真面目でコツコツと専門性を高めているそうだ。とはいえ「語学力(英語)」「忍耐力」「体力」というものはかなり高いレベルで要求されるだろう。
第10章で書かれていることは、世間一般で言われていることが多い。「専門性」「語学力」「創造力」などについてでる。「凡人は複数の専門性を持つことで希少価値を高める」などのアドバイスは、著者の実体験に基づくもので、説得力があり、私たちも日ごろがら意識していかなければならないと思う。また「仲間」の重要性についても触れられている。本当に身近な「仲間」と広く繋がっている「仲間(人脈)」には違いがあり、どちらも重要である。勿論「家族」や安心できる「友人」も大切なのは言うまでもない。
第4章から第7章にかけては各会社(帝国)の戦略や状況が報告されている。マクドナルドの家畜の工業化などは、何気なく食べている食材について考えさせられる。このような状況を急に変えることは出来ない(変えるべきかも議論の余地がある)が、当たり前と思っているサービスの裏側に多くの事情があることを知っておくことは大切なことだと感じた。