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「沈みゆく大国アメリカ‐逃げ切れ!日本の医療‐」堤未果

こんばんは。

先週の大阪国際女子マラソンで福士選手がリオ五輪の選考記録を突破しました\(^o^)/

僕らが学生だったころは、トラック競技で無敵の女王だったのが懐かしい。その後、マラソンに転向して初のオリンピック。ぜひ結果を残してほしいな。福士選手は自由奔放なイメージがあり、好き嫌いが分かれますが、個人的には明るくて自分の信念を貫く姿勢が好きなので応援してます!!リオ五輪が楽しみだ(^^♪

さて勝手に本の紹介No20です。

勧められて手に取った一冊。著者である堤氏はアメリカの現状をレポートしたノンフィクション作品を多数執筆されている。アメリカを含め海外の医療費は高いと聞いていたが、本書を読んで改めて医療費の高さに驚かされる。また、アメリカでの医療ビジネスの実態が一部であろうが書かれており、興味深かった。
本書の構成としては、第1章で日本の医療の現状、第2・3章でアメリカの医療の現状、第4章で今後の日本の医療についての考察が述べられている。全体的な内容はタイトルの通り、アメリカの医療制度は問題で、日本の医療制度は良いとなっている。
保険会社と製薬会社が牛耳っているアメリカの医療制度は論外としても、現在の日本の医療制度が良いか悪いかの判断は分かれるところである。この財政状況の中、どのように制度を継続するのかが重要な問題だ。本書では日本の財政赤字は公表されているより小さいと述べられているが、本質的な問題はそこではない。これから高齢者が増え続ける中で、どうやって財政的に制度を維持するかが重要である。現在、政府が医療制度の見直し(医療費の捻出抑制)を少しずつ行っているが、もっと大胆に行っていいと思う。本当に必要な医療とそうでないもののメリハリをつけて保険を適用してほしい。(言うのは簡単だけど、選定するのは大変だと思うが(^^;) あと、個人的に問題と思うことは、ちょっとしたことで病院へ行き、大量の薬をもらうことにあると思う(飲みきれないくらいの薬が処方されたり、同じような薬をもらったりする)。これが、医療費を押し上げているのではないか。本書でも述べられているが、日々の健康に気を使い元気でいること(予防医療)を私たち一人一人がもっと意識するべきだろう。
最後に、医療の現場をビジネスと捉え、人の生きたいという本質的な欲望を利用するアメリカ式にはやっぱり抵抗を感じた。